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【書評】超訳 自省録 よりよく生きる マルクス・アウレリウス  佐藤けんいち編訳

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マルクス・アウレリウス・アントニヌスってご存知ですか?私は、高校時代、世界史を選択していましたので、五賢帝の名前を一生懸命覚えた記憶があります。

 

不思議ですね~

 

昨日の事もすぐ忘れるのに、高校時代に覚えていたこの名前は忘れていませんでした。

 

少し嬉しい。(笑)

 

【1.本書の紹介】

マルクス・アウレリウスは約2000年前にローマ皇帝として活躍しました。

 

やはり、皇帝という立場は、日本であれば首相、米国であれば大統領ですからなかなかの重責だったと思います。

 

そんな中、現代と同じ様な境遇や壁にぶち当たり、悩んでいる様が伺えます。

 

そして、当時は、医療が未発達だったのはもちろんですが、戦争をしていた為、死と隣合わせの中で、「生」をよく見つめていた事がよくわかります。

 

そして、約2000年前の書物が今尚、語り継がれていることがまず驚きですね。

 

更に、この中身が、人生の先輩からアドバイスを頂いているような、今でも色褪せていないことがまた驚きです。

 

【2.本書のポイント】

マルクス・アウレリウスは、紀元2世紀に生きた実在のローマ皇帝だ。そして『自省録』は、彼が激務のかたわら就寝前につけていた「瞑想記録ノート」である。彼はまた、古代ギリシャに始まるストア派最後の哲学者とされている。


マルクス・アウレリウス・アントニヌス(紀元121~180年)は、第16代のローマ皇帝として「五賢帝」の最後に位置づけられている。五賢帝とは、ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニウス・ピウス、マルクス・アウレリウス・アントニヌスと続く五賢帝のことだ。


五賢帝の最後となったマルクス・アウレリウスが39歳で即位した時、すでにローマ帝国は全盛期を過ぎており、衰退の影が見え始めていたのである。


50代になっていた晩年の10年間の大半を戦地で過ごしている。
最高責任者が「現場」に入ることが将兵の士気向上につながると確信していたからだ。


前線に設置されたドナウ河畔の陣中で書き続けていたのが『自省録』だ。
あくまで自分のために書き続けた「瞑想記録ノート」のである。

 

なぜこの記録ノートが破棄されることなく筆者され、伝承されてきたのかも、本当のところよく分かっていない。


シリコンバレーの起業家たちやアスリートたちの間では、ストア派哲学の心酔者が増えていると言う。他人に振り回されることなく自分自身のことに専念し、目標に向けてセルフコントロールするマインドセットをつくりあげるうえで、ストア派哲学が大いに役立つからである。

 

いま、この現在という瞬間だけが重要だ

 

コントロールできるのは現在だけだ


過去を知れば未来は予見できる


歴史は繰り返す


宇宙に存在する全てが共感しあっている

 

運命がもたらすものを歓迎せよ


本性が欲しないことをしていないか


しっかりするんだ自分


障害を燃料にして燃え上がれ


正義をなすには忍耐が必要


ゴールに向かってひたすら走る


「これは本当に必要か?」と自問する


目的達成のためなら人の助けも借りる


想像力が苦痛を増大させる


人の長所について考えることは喜びだ


最短コースを走れ


今生きている人を褒めよ


人間ができることは自分にもできる


原理原則にこだわる


幸福は自分の行動にある


熱中している内容で人間の価値は決まる


君は何のために生まれてきたのか?


現在を自分へのプレゼントにしよう


死ぬことも人生の行為の一つ

 

【目次】
はじめに マルクスアウレリウスと『自省録』について
Ⅰ 「いま」を生きよ
Ⅱ  運命を愛せ
Ⅲ  精神を強く保て
Ⅳ  思い込みを捨てよ
Ⅴ  人の助けを求めよ
Ⅵ  他人に振り回されるな
Ⅶ  毎日を人生最後の日として過ごせ
Ⅷ  自分の道をまっすぐに進め
Ⅸ  死を想え

【3.本書の感想】

この本は、著者名を変えれば、現代の日本人が書いた哲学書として販売していても十分通用する内容です。

 

歴史は繰り返す」なんて、2000年前から言われているんですね。(笑)

 

この本では、生の短さを認識した上で、常に人生最後の日だと思って全力を尽くすことの大切さを語っています。

 

皇帝として、孤独な中、組織を引っ張っていく大役を務めあげた事も素晴らしいですが、一人間として悩んだその軌跡を生々しく記録していた事もまた素晴らしいと思います。

 

こういうモノこそ人類の叡智ですね。

 

活かす活かせないは別として。(笑)

 

もし、今自分が悩んだ事が、1000年後世界の人が聞いて「同感」と言ってくれたらそれは驚きですよね。

 

1000年後の人達と共感できる事ってあるんでしょうか?

 

今、公立の学校が登校停止になり、子供たちは、家の中でテレビやゲームで遊んでばかっかりで、ほぼ勉強していません。

 

この事を私が嘆いていることについては、もしかして1000年後の人達も、共感してもらえるかも知れませんね。(笑)

 

この本は、2000年前の皇帝の境遇リーダーの思考がわかる本です。

 

2000年前から変わらない人間の真理として、この内容は知っておいて損はありません。

 

人生で悩んだ時、この本をめくれば、マルクス・アウレリウスが、既に2000年前に悩んだ記述からヒントが得られるかも知れません。

 

是非ご覧下さい!

超訳 自省録 よりよく生きる (ディスカヴァークラシックシリーズ)

 

 他にも、約2000年前にこんな事考えていた人がいるんですね。

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最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!