京都のリーマンメモリーズ

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日本はこんなに素敵なんです! 「世界一訪れたい日本のつくりかた」 デビッド・アトキンソン 東洋経済新報社

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f:id:bkeita:20190818165448j:plain 作者はイギリス人ですが、現在、京都で国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社の社長です。
 
日本の観光業というのは、まだまだやるべき事が多く残されており、もっと市場を伸ばせる分野だと主張されています。
 
外国人から見ると、日本の観光業はこんな風に見えるのか!と発見した気分になれます。
 
それほど、有望な市場であると主張されています。
 
やるべき事はたくさんありますが、作者は例えば、ドイツ人をターゲットにする事を提案しています。
 
理由は、ドイツ人は海外へ出かける人が多く出費も多いという事と、日本から遠いので、遠方の旅行の場合は多額のお金を使う傾向にあるためです。
 
この提案1つとっても、まだ、実行はできていないと思います。
 
チャンスは沢山眠っています。
 
日本の観光業の市場はまだまだ伸ばせます。
 
その伸ばし方を一つ一つ丁寧に、データを用いながら提案しています。
 
作者が観光大臣になれば、まさに観光立国日本になれそうな感じがしました。
 
是非、観光大臣をお願いしたいと思いました。(笑)
 
 ポイントは以下です。
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観光大国になる4条件は「自然・気候・文化・食」だと言われています。この4条件を満たす国は世界でも指折り数えるほどしかありませんが、日本はこの4条件をすべて満たしている稀有な国なのです。
 
観光産業は全世界のGDPの10%となっており全世界の雇用の11分の1を生み出している。
 
イギリスの大英博物館、フランスのルーブル美術館のように世界中から観光客が訪れる文化財観光都市。全体で行うことができる世界でも非常に恵まれた条件を備えている。
 
欧州やアメリカという、ただでさえ観光にお金を使う傾向がある人々が、「遠方」にいるというのは、日本にとって非常に大きなプラスと言えましょう。
 
日本というのは、「遠方からの上客」と「成長率がもっとも高い近場からの多数の客」を同時に取り込む事ができる、絶好のロケーションと言える。
 
ドイツ人をターゲットにしドイツ語の発信を充実させよう。
 
観光客の満足度を上げて単価を上げることこそが理想の観光ビジネスと言う発想に切り替える。
 
観光立国を実現する上で今後の伸びしろとして私が最も期待してるのが自然を活用した観光です。
 
日本の観光資源は説明を受けるとその良さが伝わり、その奥深さに驚き、感動が湧いてきます。
 
日本のことを全く知らない外国に対して日本の魅力を発信し新しいファンになってもらうことが必要不可欠です。
 
日本のマーケティングは商品を作る苦労や技術的な難しさをアピールすることがあり自分目線の発信が多いと言われています。しかし、海外ではこの商品を買えばあなたの人生が素晴らしいものになるなど書いてのメリットを強調します。
 
海外では一泊50,000円のホテルと一泊200,000円以上のホテルの最大の違いは、客室や設備の豪華さだけではありません。スタッフの質とそのスタッフが提供するサービスこそが肝心なのです。
 
ショッピングの案内から明日行くレストランアクティビティーエンターテイメント等の提案やコーディネートまで含めたホテル間外のサービスがどれだけ充実しているかが重要なポイントになります。
 
幅広い対応力こそがホテルの質の1つだと言う評価なのです。
 
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この本を読むと観光業に参入したくなります。
 
理由は、まだまだこれから盛り上がりそうだからです。
 
この本で、観光業に対する偏見が取れました。
 
例えば、ホテルであれば、値段を安くして、おもてなしに力を入れるのが良いホテルだと思っていました。
 
しかし、作者は、値段は高くても良い。
 
その分、お客様が満足するような内容があれば良いと言っています。
 
ロケーション、部屋、内装、料理、接客等々コントロールできるポイントはいくつもあります。
 
それをどうやっていくかは経営者次第です。
 
そう思うと、やることが色々あって、ワクワクしますね。
 
昭和時代の大量のお客を一挙にさばく(大旅館)感覚は捨てないといけません。
 
それぞれが、オリジナリティを持った観光業を作ることが大事だと思いました。

 

作者の作品はどれか1つでも読んでみて下さい。

 

外国人が見る日本というのがよく理解できます。

 

こちらの本も大変読みやすいので、是非どうぞ!