京都のリーマンメモリーズ

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妻のトリセツ 黒川伊保子 講談社新書

本の紹介です。

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 妻のトリセツ 黒川伊保子 講談社新書
 
この本を読んで涙が出そうになりました。
 
私の妻は結婚して、初めて来た見知らぬ土地に住み、毎日帰りの遅い旦那に向かって小言を言うこともなく、一生懸命に接してくれていました。
 
妻が第一子を妊娠している頃も、私は問題は何も無く幸せに暮らしていると思っていました。
 
しかし、数年経った後、「あの頃が、大変つらい時期だった」と聞かされて初めて、妻の気持ちが読めない、読もうとしない自分がいた事が初めて分かりました。
 
その後も、たいして妻に対する態度が変わったわけでなく、相変わらず、自分はマイペースで、それに付き合ってくれています。
 
しかし、その事が妻にはかなり負担を掛けている事が、この本を読んでよくわかりました。
 
「言われなければ大丈夫」と思ってしまう、自分の「女性に対する考えの浅はかさ」と言うものが非常に分かり、今更ながら恥ずかしい思いをしています。
 
欧米の男性は女性に対しての優しさや、態度などを学ぶ機会があるようですが、日本には男尊女卑という伝統もあり、男性脳と女性脳が違うという事を学ぶ場がありません。
 
それもあって、日本では、そういう点に関しては、お互いに気を使わずに過ごしてきたと言う歴史があると思います。
 
しかし、ちょっと相手の事を知るだけで、家庭内の事故を未然に防ぐ事が出来ます。
 
この本を読むと、地雷を避ける事ができると思います。
 
今の男性(我々世代以上は特に)無防備過ぎるという事が分かります。
 
以前「話を聞かない男 地図を読めない女」という本が大ヒットしました。
 
あの本を読んだ時、男性脳と女性脳はこんなに違うんだと言う驚きがありました。
 
しかし、この本を読むまで、この違いがあった事を忘れていました。
 
この本はもっと具体的に身近なところで、どういう風な態度や言葉が間違っていて、本当はどうすべきなのかという事を教えてくれます。
 
男性諸君には是非読んでおいて欲しい本だと思います。
 
女性の方も男性はこんな生き物であると言う事を理解をして頂くと、自分の旦那の言動を笑って許してあげられるかも知れません。
 
その人独特の行動ではなく、男性脳が導いた行動であると理解すれば、許して頂けるかなーなんて思ったりします。
 
男女お互いの精神的な距離を縮める為にも、皆さんにこの本を読んで男性脳、女性脳の違いをよく理解してもらえるといいなーと思いました。
 
ポイントは以下です。
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共感のフリは男性脳にとってストレスだか、地雷を踏んで一晩中泣かれるよりはずっとマシ(しかも、一生言われる可能性もある)。
 
育児中の妻への勘違いアドバイスも厳禁だ。
 
夫にとっては気の休まる自分の実家であっても、妻にとっては職場よりも気が張る場所であると心得るべし。
 
父親がやるべき事は、妻と娘がもめていたら、どちらの言い分が正しいかをジャッジすることではない。「どちらが正しいかは関係ない。お母さんを侮辱した時点で、お前の負けだ」と娘に告げることだ。
 
「妻は無意識に、家庭で起きるかもしれない事故を未然に防いでいるのだ」と考えて、妻のルールを守ってあげよう。家庭は基本、女のテリトリー。女性側には逆らわないほうが安全だ。
 
左右脳の連結が良い女性脳は、直感力に優れ、今感じている気持ちがすぐに言葉になる。また、目の前のものを舐めるように見るので、子供の顔色のちょっとした変化なども見逃さない。
 
一般的に女性は、時間に余裕がない場合を除いて、目的の売り場に一直線には向かわない。
 
揺るぎないイチオシを選んでいる妻に対して、親切心で「他にも、もっとみたら?」と言ってしまう。妻の高揚した気持ちを萎えさせる夫の一言だ。
 
「察してなんぼ」の女性脳にとって、「言ってくれれば、やったのに」と言うセリフは、察することを放棄した言葉であり、「僕はあなたに何の関心もない」「あなたを大切に思っていない」と同義語なのである。
 
女性脳は、「心の通信線」と「事実の通信線」の2本を使って会話をする。例えば、友達の「事実」を否定しなければならない時、女性は、まず「心」を肯定する。
 
「女性脳との会話の黄金ルール」その1は、絶対に心を否定しないことなのだ。
 
肝心なのは、「時間」をあげること。言われた日から、記念日までの4週間を、記念日以上に味わい尽くすのが女性脳の特徴だからだ。
 
妻の気持ちを考えないサプライズは、時として、特大ネガティブトリガーを作り出す。
 
男は妻を褒めるのが苦手だ。
 
 
夫が完璧だと、その放電先が子供になったり、自分に跳ね返ってうつに転じたりして、危なくてしょうがない。良い夫とは、「おおむね優しくて頼りがいがあるが、時に下手をして、妻を逆上させる男」に他ならない。
 
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最後にあったように、完璧でない夫というのが良い夫と言う言葉があり、そこで救われたような気がします。
 
いちいち自分の意思を通したい事はあるかと思いますが、長い人生、お互いに仲良くやっていく為にお互いに気を付ける事ができれば、もっと生活が楽しくなると思います。
 
そのヒントを教えてくれている素晴らしい本だと思います。
 
日本人は特に、女性に対する態度が昔のままで、女性脳と男性脳が違うという事を理解していないと思います。
 
学校で教えてくれない重要な事柄の一つだと思います。
 
日本人がこういう事をキチンと学ぶようになれば、日本国内だけでなく、海外でも立派な日本人として認められるのでないかと思いました。
 
無駄ないざこざを防ぎ、無駄な体力消耗ぐ為にも是非読んで下さい。