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【書評】『日清食品をぶっつぶせ』安藤徳隆|3代目社長が語る“常識を壊す経営”とは?

今週のお題「最近ゲットしたもの」

最近、万博が終了しましたが、大阪あたりでは万博ショップが人気で、今でも多くの人が買い物に来ています。私も、ショップに行ってグッズを見ている間に、ミャクミャクキャラのついたボールペンを買ってしまいました。この年で、なかなかミーハーだなと思いました。こういうものは、一度ファンになると、他人事とは思えなくなりますね。例えば、食べ物で言うと、日本人にとってはカップヌードルですかね。誰もが知っていますからね。今回は、日清食品をぶっつぶせというすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

「カップヌードル」「チキンラーメン」といえば、誰もが知る日清食品。


そんな巨大ブランドを率いるのが、3代目社長・**安藤徳隆(あんどう のりたか)**氏です。

 

彼が掲げるスローガンは、なんと――

「日清食品を、ぶっつぶせ。」

 

創業者・安藤百福から続く“破壊と創造のDNA”を現代にアップデートした一冊が、
この『日清食品をぶっつぶせ』(日経BP刊)です。

 

こんな人におすすめ

  • 新商品開発やイノベーションに携わる人

  • 経営やマーケティングのヒントを得たい人

  • 「面白いことをやりたい」と思っているビジネスパーソン

【2.本書の概要】

通常であれば、広告代理店のクリエイターに任せるような部分も、自分たちで決める。自分たちの商品やブランドのことを1番よく知っているのは自分たちだから。
 
本物に近づけようとするのではなく、ユニークさの実現を目指す。
 
プロダクトやサービスの形だけじゃなくて、会社や組織のあり方、さらには消費者の生活だってデザインしていく。付加価値を生むと言うのはそういうことなんじゃないか、それが経営なんじゃないか、と考えるようになった。
 
知らず知らずのうちに「みんなと同じことをやっちゃダメだ。みんなと違うことができるのが、我々の武器なんだ」と思うようになりました。日清食品はそもそもそういう会社だったんです。
 
普通じゃ嫌なんです。社員の胃袋も掴みたいし、新しい社長が新しいことを始めたらしいぞと気づかせたいし、社外に対してもアピールしたい。そういうことを二毛作、三毛作をデザインによって実現する。それは僕の経営の根幹だといえます。
 
チャレンジするのは怖いことじゃなくて、やっぱり良いこと、チャレンジって楽しい。そういう雰囲気を作っておけば、新規事業に対してだとか、方針転換についても耐性がつくというか。
 
みんな変化を嫌がりますよね、普通は。いつもやっていることと、違うことをしなければならないんですから。だから、「新しいチャレンジは良いことだ。自分にとっても楽しい」と言う感覚をどれだけ多くの人に持ってもらえるかが大事。
 
仕事を楽しめるとはどういうことかと言うと、成長を感じられるかどうかだと思うんです。「あれもダメ、これもダメ」閉じるじゃなくて、「それ、面白いからやっちゃおう」と挑戦ができる社風は、会社として絶対に強みになる。
 
まだあまりお金にならないけど、社会を大きく変えるかもしれない事業。そういう事業もやっている方が、非効率のように見えて、実は効果的な側面もあるんです。
 
経営者が企業課長効率よく上げていくためには、ブランドコミュニケーションの改善は欠かせません。


【目次】

はじめに
第1章 刷新と革新――カレーメシ誕生の舞台裏
第2章 創意と習合――クセになるCMの設計術
第3章 破壊と創造――最適化栄養食への挑戦
第4章 原点と拡張――クリエイティブと経営
第5章 即興と責任――挑戦的風土のデザイン
第6章 科学と芸術――クレイジーな経営者
第7章 継承と進化――創業家経営の未来
エピローグ 反骨――「きっとおまえが会社をつぶす」
おわりに

 

【3.本書の感想】

新しい事をやる。

 

面白い事をやる。

 

これは、できるようでなかなかできません。

 

日清食品のCMが面白かったり、カップヌードルの味がやたらたくさんあったりするのは、そういう風土があるからですね。

 

日清食品の中では、いろんなことが行われているようです。

 

今まで、様々なCMで我々を楽しませてくれましたが、もっと楽しませてくれようとしています。

 

商品もこれで終わりではなく、どんどん開発しています。

 

以前、スーパーの食品売り場で、カップヌードルの味や大きさの種類がたくさんあって、驚いた頃がありますが、それはそれだけ新製品を開発しているということですね。

 

私は、以前、カップヌードルカレー味が一番好きでしたが、最近はトムヤンクン味が一番好きです。

 

よく、あんな本格的なおいしい味が出せるなと思って、食べるたびに感動しています。

 

この本は、日清食品を創業家3代目が事業に取り組む姿勢を詳しく書かれています。

 

マーケティングの本としても、経営の本としても大変参考になります。

 

日清食品が気になる方、イノベーションを起こしたい方、新商品を作りたい方は、

 

是非、読んでみてください!

 

【4.関連書籍の紹介】

コカ・コーラのマーケティングはこちらです。

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コカ・コーラのチューハイはこうやってできました。

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ブランドが大事ですね。

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最後までのお付き合いありがとうございました!