京都のリーマンメモリーズ

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【書評】運をつかむ 永守重信 幻冬舎新書

今週のお題「手づくり」
最近は、様々なものづくりの械化が進み、手作りのものが減ってきているような気がします。だからと言って、手作りのものが選ばれるのかというと、必ずしもそうではありません。製品で使われるモーターは、機械で作る方が、圧倒的にコストが下がります。そんな中、一代でモーター事業を主力として2兆円企業まで育て上げた永守さんの運をつかむというすんごい本を紹介します。

【1.本書の紹介】

人生で成功していると言われる人は、よく、自分で運が良いと言います。

 

そして、その運というのが、たまたま与えられたものではなく、自分が引き寄せたものだと考えています。

 

運は引き寄せる事が可能なんですね。

 

さて、運を引き寄せるにはどうしたら良いのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】

昨日より、今日を、今日より明日を良いものにするには、具体的にどんな思いや考えを持って、どのように行動するかが大事だ。その大もととなるのが「志」だ。
 
同じ夢を見るなら、(宝くじではなく)自分の力で近づいていける夢を見たほうがいい。
 
偶然の運に頼っても、人生は拓けない。仕事を成功に導き、人生をより良いものにするのは、あくまでも努力によって呼び寄せる「必然性を持った運」なのである。
 
IQ(知能指数)などによる能力的な差は、どんなに頭が良くても、普通の人のせいぜい5倍ほど、一方、EQ(感情指数)の高い社員とやる気のない社員を比べると、仕事で100倍以上の差が生まれることがある。
 
社会が進歩し、複雑になればなるほど、仕事や生活持ってる人間関係も、また複雑になってくる。その分、他人への共感や理解、説得や交渉といった能力も、いっそう求められる。そこで本領を発揮し、活躍するのは、紛れもなくEQの高い人なのだ。
 
運を呼び寄せるには、日頃よりしかるべき努力を怠らず続けるしかない。これ以上できるものがないというところまで人事を尽くして、初めて運はやってくるのだ。
 
シンプルに考えれば、構造もシンプルになって、無駄がない。
 
好かれる条件とは何か。それはユーモアと謙虚さである。
 
ユーモアによって相手との距離が縮まっていい関係ができ、新しい仕事につながった事は、枚挙にいとまがない。
 
例えば、20分の持ち時間でスピーチをするなら、笑い、驚き、感心のいずれかを5分に1度は挟むように進めるのだ。
 
雑談力を磨く事は、結果的にはその人の可能性を拓くことにつながる。
 
自分が信じた道をしっかり歩み続けるには、それを妨げる慢心や驕りがあってはならないのだ。
 
人の欠点と言うのは、料理に例えると、塩・醤油などの調味料やスパイスの役目を果たしているところがある。
 
個性と言うものは、欠点を活かしてこそ魅力あるものになる。欠点だからと単純に否定してしまうのではなく、反対にどう活かせば良いのかを考えた方が良い。そこに気づいたとき、欠点は大きな武器になるはずだ。
 
私自身は、批判や悪口を受けても、そして気にはならない。ときには、瞬間的に腹が立つこともあるが、むしろこんなふうに人は見るのか、世の中いろいろな見方があるものだなと感心したりする。
 
向かい風の時は、むしろそこへ向かって積極的に動くことが、飛躍の大きなカギとなるのである。
 
プロ野球の監督が「スランプなんて言う言葉は、二流選手の言い訳だ」と言っていたそうだが、まさにその通りだ。
 
限界を突破していく力の最後の決め手となるものは、不可能に思えることを達成してやろうと言う気概なのだ。
 
私の場合、人と雑談をしているときに、良いアイディアが出てくることが多い。また、甘いものをつまみながらコーヒーを飲み、くつろいでいると、ふとひらめいたこともある。 
 
【目次】
第1章 私が考える「運」
第2章 「ユーモアを言える余裕」が運を招く
第3章 誰も気にしないほどの「細部」にこだわる
第4章 「運気を落とさない」習慣を徹底する

【3.本書の感想】

日本電産を創業された永守さんは、やることをやりつくしたあと、運は訪れると言われます。

 

ID野球で知られている野村監督は、正しい努力を大事にされていました。

 

京セラ創業者の稲盛さんは、これでもかと言う程考え抜いて考え抜いた後に、神様が光明をくれると言われています。

 

運をつかむには、やっぱり努力ですね。

 

努力というとどうしても、必死でつらいというイメージがありますが、その中でも雑談やユーモアを大事にしていることろが、流石、経験者だと思いました。

 

商売は自分の好きなものを作ったところで、売れるとは限りません。

 

やはり、相手に信用されて初めて、買ってもらえるものです。

 

売る人も含めて商品だということですね。

 

何でも便利で簡単な世の中になって来たので、努力することを忘れている人がたくさんいるような気がします。

 

努力は必要です。

 

その努力には幸運が付いてきます!

 

自分を信じて頑張りましょう!

 

この本は、今を時めく永守重信さんの生い立ちから仕事の考え方までが、コンパクトにまとめられています。

 

永守さんの事を知りたい人、運をつかみたい人は是非、ご覧ください!

 

 

運をつかむ

 

【4.関連書籍の紹介】

稲盛さんと永守さんの同じ京都企業経営者のお話です

www.fukuikeita21.com

最後までのお付き合いありがとうございました!

 

【5.なんと、出版社から】

 

出版社の幻冬舎新書さんから、いいね!リツイートを頂きました。

幻冬舎新書さん、ありがとうございました!