京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】自分を変える方法 いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学 ケイティ ・ミルクマン ダイヤモンド社

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

 2023年にやりたいことは、いい習慣を身に付けることです。飲みすぎをやめて、毎日運動を心掛ける生活にしたいと思います。自分を変えるというのはなかなか難しいですね。そんな中、世界26カ国で続々刊行し、世界的ベストセラーとなっている自分を変える方法を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑)

 

【本書の紹介】

習慣を変えたり、目標達成するような本はたくさん出ています。

 

この本も、習慣改善本の1冊になると思います。

 

ただし、この本のすごいところは、著者が、世界最高の数十人の経済学者や心理学者、コンピューター科学者、医者たちと共同研究を行う機会に恵まれたところです。

 

これは、期待大ですね!

 

それぞれの学者さんたちが、「自称世界最高」でないことを祈ります。(笑)

 

さて、自分を変えるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】

目標は具体的で計測可能なものが良いことや、ポジティブ思考や小さな積み上げが大事なこと、支援グループが励みになることもう知っているだろう。 だがあなたは気づいていると思うが、必ずしもあなたや他の人たちの役に立つとは限らない。

 

最強の戦略家はなんであれ、敵を正しく評価し、それに合わせて戦略を調整する。  

 

自分や他人の行動を変えるには、足を引っ張る 古い習慣がない「フレッシュスタート」の状態から始めれば、とても有利な立場に立てる。

 

アメリカ人の集団に、新年や誕生日などのフレッシュスタートの日にはどんな気持ちになるかを訊ねると、新たな始まりは心理的な「新規まき直し」になるという意見が繰り返し聞かれた。

 

健康的な活動に楽しさを求めるよう促すことが、ずっと良い結果に結びつくことがわかった。楽しさを求めた人達は運動がより長続きし、より多くの健康食品を食べた。

 

人間は必ずしも 柔軟性と自由を選好するのではなく、時には誘惑を避けるために その逆を先行する(ロバート・ストロッツ)

 

コミットメント装置とは、より大きな目標を達成するために自分の自由を制限するような仕掛け。

 

人は覚えた情報の半分を20分以内に忘れてしまう。24時間後に 約70%を、1ヶ月後には約80%を忘れている。

 

平均的な人が常に把握していなくてはならない 仕事や雑事は、驚異的な数に上る。 だからほぼいつも何かしら忘れている。

 

リマインダーに効果があることが 研究でも示されている。実行意図を形成するには、「〇〇をしたら、××をする」(「〇〇になったら、××をする」)という部分の空欄を埋めるという、簡単なことをするだけでいい。

 

計画を立てることは、うっかり忘れる可能性を減らし、いちいちすべきことを考える労力を減らすだけでなく、大きな目標を一口サイズに分割できる。

 

きちんとした チェックリストを使うと驚くほど効果が高い。

 

習慣とは、意識的、無意識的に何度も繰り返し行ううちに、自動的に行えるようになった行動や手順をいう。

 

一貫した合図に反応して行動し、何らかの 報酬(ほめ言葉、安心、快楽、現金など)を得ることを繰り返すうちに、より自動的に反応できるようになった行動や手順をいう。

 

いったん習慣が身につけば、良い行動を何も考えずに自動操縦で行えるようになる。

 

人間の生来の怠惰から生じるすべての問題を解決するのにうってつけの方法は、デフォルト「設定しっぱなし」である。

 

目標を追求する人達は人に助言を与えると、同じような助言を受けた時よりもやる気が高まったと感じた。

 

「自分は成長過程にあり、良くなって行ける」と信じる人たちは、挫折に見舞われた時さらに努力する。

 

社会規範は有益な方法で、活用すれば望ましい行動変容を促す上で大きな力を発揮する。

 

ほとんどの人は、友人や 隣人、同僚に、善良で勤勉で成功している人に見られたいと思っている。

 

壁にぶつかったと感じたら、「何が全身を阻んでいるのか」という問いに立ち返ろう。

 

あなたの性格や状況にピッタリ合った手法が見つかれば、行動変容はもうあなたの手中にある 。

 

【目次】

序文 あらゆる専門家と協力してわかったこと

INTRODUCTION 「正しい戦略」で勝率を上げる

CHAPTER 01 いやでも「やる気」が出る     

       「フレッシュスタート」の絶大な力  

CHAPTER 02 「衝動性」を逆用する

       「つい動いてしまう」仕組みをつくる
CHAPTER 03 また「先延ばし」した?

       自分を「最適な強度」で縛る  

CHAPTER 04 「合図と計画」ですぐ動ける

       「合図付きの計画」という最高の味方 

CHAPTER 05 「怠け心」を出し抜く

       「怠惰なおかげ」で続くようにすればいい
CHAPTER 06 「自信」の異様な力

       心だけでなく体まで変えてしまう
CHAPTER 07 「同調する力」を利用する

       「みんな」の強烈な影響力
CHAPTER 08 最後に

       いつまでも変わり続ける

【3.本書の感想】

何かを始めよう!と思ったり、大きな目標を立てたりする時は、決意とかやる気とかが自分MAXの時だと思います。

 

しかし、現実には、今日は疲れたとかやる気が出ないなど、上手くいかないことが多いですね。(笑)

 

だから、目標を立てた時の自分MAXを信じるのではなく、弱い自分がある事を理解して、ここに書かれている仕掛けを自分にしてみると、騙された感じがしつつも達成できるかも知れません。

 

ここに出ている方法は、研究した結果、有効であるという判断が出ていますので、どんどん試してみると良い結果が得られるのではと思います。

 

2023年こそ、自分を変えたい!と思っている方は是非これを読んでみてください!

 

自分を変える方法

 

【4.関連書籍の紹介】

野村監督は自分を変えるには、正しい努力が必要だと言われています。

一流でない人が、一流と勝負できる方法がわかります!

野村監督ベスト

「野村監督ベスト」はKindle Unlimitedで読み放題です!

 

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最後までのお付き合いありがとうございました!