京都のリーマンメモリーズ

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【書評】成長の技法  田坂広志  PHP文庫

 

お題「これ買いました」

今回はこれ買いましたと言うことで、この本を買いました。

とてもいい事が書いてありますので、ぜひご覧ください!

【1.本書の紹介】

優秀な人ほど、成長が止まるそうです。

 

簡単に言うと、過去の栄光から抜け出せられないのが原因の1つのようです。

 

これからは、AIが世の中の至る所で活躍する時代になります。

 

論理的な事や知識は、AIには勝てません。

 

人間だからこそできる事は何かということを考えて、行動していかないといけません。

 

さて、人間ができる事とはどんな事なのでしょうか?  

【2.本書のポイント】

現在の偏差値重視の教育制度においては、端的に言えば、「論理的思考力」と「知識の修得力」という二つの能力が優れていることを意味しています。 これに対して、「職業的優秀さ」=「仕事ができる」ということは、この「論理的思考力」と「知識の修得力」よりも、さらに高度な、「直感的判断力」と「知恵の修得力」において優れていることを意味しています。

 

優れたプロフェッショナルの「優秀さ」とは、どれほど多くの本を読み、どれほど多くの「専門的な知知識」を学んだかではなく、どれほど豊かな経験を積み、そこから、どれほど深い「職業的な知恵」を掴んだかで決まります。 これからの時代には、「専門的な知識」の価値が、相対的に低下していき、それに対して、「職業的な知恵」の価値が高まっていくということです。

 

「経験」や「人間」を通じでしかつかめない、「職業的な知恵」と、その知恵に基づく「職業的能力」は、人工知能では決して代替できない。

 

我々は、言葉にて語り得るものを語り尽くした時、言葉にて語り得ぬものを知ることがあるだろう(ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン)

 

「相手や周りの気持ちがわかる」ということは、ビジネスに関わる全ての人に求められる大切な能力でもあります。なぜなら、全てのビジネスが、「人間の心」を対象とした営みだからです。

 

すべては、自分に原因がある

 

「逆境」とは、大いなる何かが 我々を成長させようとして与えるものであり 我々の人生を導こうとして与えるものである。

 

我々の人生において与えられる「逆境」とは、我々の可能性を引き出してくれる素晴らしい「機会」である。

 

「因果的な繋がり」がない出来事にも、「意味のつながり」感じ取り、それを自身の心の成長に結び付けていく力は、人間の持つ「成熟した精神」の力であり、我々が、逆境を超え、人生を拓いていく為に、大切な力でもあるのです。 

 

人生の成功者たちは、誰も、シンクロニシティを感じる力が強い。

 

深層意識の「自己限定」が、我々の能力を萎縮させ、その発揮を妨げるのは、「肉体的な能力」だけではありません。「精神的な能力」も、全く同様です。

 

我々が、明日、人生が終わることを覚悟して1日を生きるならば、「人生の時間の密度」と「精神のエネルギーの密度」は、圧倒的に高まる。

 

【目次】

はじめに 「七年遅れのランナー」の成長戦略

序話 なぜ、優秀な人ほど、成長が壁に突き当たるのかー成長を止める「七つの壁」

第1話 学歴の壁 「優秀さ」の切り替えができない

    ー棚卸しの技法 「経験」から掴んだ「智恵」の棚卸しをする

第2話 経験の壁 失敗を糧として「智恵」を掴めない

    ー反省の技法 「直後」と「深夜」の追体験を励行する

第3話 感情の壁 感情に支配され、他人の心が分からない

    ー心理推察の技法 会議では、参加者の「心の動き」を深く読む

第4話 我流の壁 「我流」に陥り、優れた人物から学べない

    ー私淑の技法 「師」を見つけ、同じ部屋の空気を吸う

第5話 人格の壁 つねに「真面目」に仕事をしてしまう

    ー多重人格の技法 自分の中に「様々な自分」を育て、使い分ける

第6話 エゴの壁 自分の「エゴ」が見えていない

    ー自己観察の技法 「自分を見つめるもう一人の自分」を育てる

第7話 他責の壁 失敗の原因を「外」に求めてしまう

    ー引き受けの技法 起こったトラブルの「意味」を、深く考える

終話 あなたの成長には、まだ「その先」がある

    ー人生を拓く「七つの技法」

【3.本書の感想】

逆境というのはイヤですね。(笑)

 

でも、逆境が自分を強くするという事は、皆さんにもご経験があるのではないでしょうか?

 

できれば出会わなくてもよい事ってあると思いますが、嫌な事、厄介な事に遭遇した時は、とても気が重くなりますよね。

 

しかし、嫌な事でも同じことを2回、3回と経験していくと、それほどでもなくなり、逆に他の人よりも対応が上手になったりするから不思議なものです。

 

しかし、最近はとても生活しやすい環境になり、逆境に出会いにくい環境になってきていると思います。

 

部屋は空調が効き、車で移動ができ、いつでも何かを食べられて、メールか電話をすれば伝達できる。

 

リモートワークが浸透し、転勤がなくなり、部屋の中ですべてが完結する。

 

これで人間は経験値を上げていけるのだろうかと疑問に思います。

 

人と会おうと思えば、動きます。

 

動くとその中で、色々なトラブルも発生します。

 

そんなトラブルや逆境に出会いながら、人は成長しているのかなと思っています。

 

という訳で、もし、今、逆境にいる人は成長しているところなので、何とか踏ん張ってください!

 

頑張っても頑張っても成長しないなど、自分の成長に疑問をお持ちの方は是非、この本をご覧ください!

成長の技法 成長を止める七つの壁、壁を超える七つの技法

 

【4.関連書籍の紹介】

危機を好機に変えたい方はこちらをどうぞ

www.fukuikeita21.com

直感を磨きたい方はこちらをどうぞ

www.fukuikeita21.com

運気を磨きたい方はこちらをどうぞ

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最後までのお付き合いありがとうございました!