京都のリーマンメモリーズ

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【書評】 決算書の比較図鑑 見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる 矢部謙介 日本実業出版社

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今週のお題「手帳」

昨年末に書いた新年の予定を新しい手帳に書き写す時、新しい年が始まるぞ!という引き締まった感じがします。新年と言えばお年玉。きちっとしている家庭では、家計簿へ記録されますね。きちっとしている企業で言えばきちっとした決算書ということで、Kindle版も出版されているすんごい本を紹介します。(笑)

【1.本書の紹介】

企業が出している決算書を理解するって、とても難しそうですよね。

 

簡単に読むことができる方法がないかなーと思っていたら、本屋さんですんごいのを見つけました。

 

こちらの本は、同業企業の財務諸表を単純化して図解することで、ビジネスの違いを明らかにしようというものです。

 

図表が多いので、Kindle版からの方が紹介しやすいかなと思って、今回はKindleで購入しました。

 

しかし、転用のルールが、紙の本よりもルールが厳しそうなので、転用はAmazonの記事から転用させて頂きました。

 

こちらを見ていただくと、なんと試し読みで「はじめに」から「第1章」まで読めます!

 

まずは、その面白さを感じていただけると思います。

 

さて、財務諸表はどのよう見ると、企業の戦略がわかるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

試し読みはこちら

決算書の比較図鑑 見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる | 矢部謙介 | 実践経営・リーダーシップ | Kindleストア | Amazon 

 
出版社からのコメント
◎リアルで面白い決算書分析の入門書!
「仕事や投資に必要だし、決算書を読めるようになりたい。
でも、決算書を読むのって難しい……」
このように感じる理由は、「決算書を読む面白さ」がよくわからないからです。

そこで、本書では、すべて実在する会社の決算書をもとに解説しているので、
会計の数字とビジネスの現実が結びつき、決算書を読むことが面白くなり、
次々と気になる会社の決算書を読みたくなります。

■ビジネスにも投資にも効く! 50社以上の決算書をシンプルな図解で徹底比較!!
慣れないうちは数字の羅列にしか見えない決算書も、
シンプルな「比例縮尺図」にすれば、その構造を直観的に理解でき、
その会社が「儲かるビジネスモデル」をどのようにつくり出しているのかがざっくりわかります。

本書では、様々な業種に属する50社以上の会社の決算書を
「比例縮尺図」にして図解しているので、たくさんの決算書を一気に読み込むことができます。
本書で数多くの会社の決算書を読み込むうちに、決算書を速読するコツをつかむことができ、
ビジネスにも投資にも武器になる「会計思考力」を強化できます。


また、各セクションで、同業種または異業種に属する複数の会社の決算書や、 同一会社の年度別の決算書を、ひと目で比較できるように並べて掲載しています。
そのため、決算書の共通点、類似点、相違点が見つけやすくなり、
業種で共通する特徴、各社の経営の現実(現況)やビジネスモデルの独自性を簡単につかめます。

■本書で掲載している決算書の「図解×比較」の事例
ホークス vs タイガース vs ファイターズ
川崎フロンターレ vs 浦和レッドダイヤモンズ vs 楽天ヴィッセル神戸
丸井 vs 三越伊勢丹HD
伊藤忠商事 vs メディパルHD
キーエンス vs 信越化学工業 vs 日本電産
アルペン vs ゴールドウイン vs ワークマン vs スノーピーク
DCM-HD vs ニトリ vs MonotaRO
くら寿司 vs スシローGHD vs ゼンショー
任天堂 vs 第一三共 vs トヨタ自動車
大垣共立銀行 vs 三菱UFJ銀行 vs セブン銀行
Google vs Facebook vs Zoom
Amazon vs ZOZO vs 楽天
Netflix vs Spotify
 
【目次】
はじめに

Chapter 1 決算 書 を ざっくり 読み解く 方法

Chapter 2 小売・流通 業 の 決算 書

Chapter 3 外食・サービス・金融業 の 決算 書

Chapter 4 製造業 の 決算 書

Chapter 5 GAFA と 競合 企業 の 決算 書

おわり に

【3.本書の感想】

どの業界の比較を見たいと思いましたでしょうか?

 

同じ業界なので、同じ商品・サービスで戦っていると思ったら、大間違いです。

 

財務諸表にはその企業の戦略がばっちり現れています。

 

それも、財務諸表を比較をすることによって、はっきりとわかります。

 

丸井 vs 三越伊勢丹HDでは、丸井がフィンテック事業で儲かっているという特徴があり、びっくりしました。


キーエンス vs 信越化学工業 vs 日本電産では、キーエンス、信越化学は財務的に超素晴らしく、日本電産は、有利子負債を活用して規模を拡大しています。

 

DCM-HD vs ニトリ vs MonotaROで気になったのは、MonotaROです。MonotaROは、非効率的な市場に効率的なビジネスモデルを持ち込み、収益を上げています。

 

くら寿司 vs スシローGHD vs ゼンショーで面白いのは、1店舗当たりの売り上げが多いのはスシローGHDなんですが、財務状況が良いのはくら寿司なんです!

 

任天堂 vs 第一三共 vs トヨタ自動車。こちらはどれも優秀な企業ですが、任天堂の現金所有の豊富さには驚きますし、トヨタは金融事業を行っているというのは、言われてみればその通りですが、意外に感じました。

 

Apple vs ソニーでは、アップルがファブレス企業ではないということが判明します。

 

Netflix vs Spotifyでは、サブスクの成功企業の代表のような2社ですが、その戦略の違いがはっきりと浮彫になります。

 

この例以外にもたくさん、面白い比較結果が出ています。

 

この本は、経営者はもちろんのこと、投資をお考えの方もこの財務諸表の見方がわかるとその企業の方向性がよくわかります。

 

是非ごらんください!

決算書の比較図鑑 見るだけで「儲かるビジネスモデル」までわかる

【4.関連書籍の紹介】

セブン銀行は鈴木さん時代に導入しました。

www.fukuikeita21.com

amazonの強さがわかります!

www.fukuikeita21.com

ワークマンの強さがわかります。

www.fukuikeita21.com

大企業ではなく、個人的に何かビジネスで儲けたい人はこちらをどうぞ!

www.fukuikeita21.com

【5.ワンポイント動画】

www.youtube.com

最後までのお付き合いありがとうございました!

 

【6.なんと著者より!】

著者の矢部謙介さんより「いいね!」と「コメント」を頂きました!

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矢部さんありがとうございました!

 

日本実業出版さんより、いいね!とコメントを頂きました!

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日本実業出版社さんありがとうございました!