【1.本書の紹介】
本書は、日本で唯一の「足」総合病院である下北沢病院の医師団の方々によって書かれた、足に関するアドバイスをまとめたものになります。
足に関するものの中でも、特にアキレス腱に注目しているのが特徴です。
いつまでも健康に生きていくためには、足が大事なんです。
長生きするための一番大切なことの1つが、「健康に歩ける」ということだからです。
高齢者になってから、足が悪くなると、ドミノ倒しのように体が悪くなります。
さて、いつまでも元気でいるためには何に気を付けたらいいのでしょうか?
アキレス腱にこだわるのは、なぜなのでしょうか?
【2.本書のポイント】
年齢とともに落ちる機能
1歩くこと
2トイレ
3食べること
アキレス腱が硬いと、大きな負担がかかり、変形にもつながるのです。 ぜひ、まずは「アキレス腱伸ばし」を日課にしてください。
アキレス腱は、ふくらはぎの膨らみを作っている下腿三頭筋(かたいさんとうきん)と、かかとの骨をつないでいる人体最大の腱です。
アキレス腱が硬いと、主に二つの問題が起こります。 一つ目は、歩く際に、足のアーチに負担がかかること。 二つ目に、足や脚の血流低下の原因になること 。
「アキレス腱伸ばし」の効用とは?
足の若さを保つ 足の痛みを防ぐ
脚の血流悪化を防ぐ
歩く力を維持するには、脚の筋トレが必要
歩くときに重要な役割を果たしているのは、お尻の大殿筋、内腿の大内転筋、そしてふくらはぎの深部にあるヒラメ筋の三つです。
大殿筋が落ちてくると、膝が痛くなったりするだけでなく、股関節周りなど、様々な場所に問題が出てきます。
中之条研究によると、1日8000歩、20分の速歩きが良いようです。
足にも、体の他の部位と同様、いわば「耐用年数」があります。我々下北沢病院の医師たちは、それを50年と考えています。
歩くことに加え、大切なのは、自分の足を自分でよく見て、その健康状態を毎日確かめること。入浴時や入浴後、寝る前などに自分の足裏、足の指の間、足の甲などを観察して、タコ、ウオノメ、水虫などがないか確認しよう。足に傷などがないかも入念にチェックを。
歩く姿勢が悪いと、たくさん歩いても、どこかしらに負担がかかってしまいます。
靴底のかかと全体、あるいは内側が減っていたりするのは、歩き方が悪い証拠です。
爪はもともと巻き気味になる性質がある。足指をよく使い、指に正しく、荷重がかかっていれば、指の肉が地面から押し返されることによって爪はなだらかになる。運動不足で、足指が使われていないと、爪は巻いてくる。
爪が巻いていても刺さっていても、痛みがなければ治療する必要はありません。
足の爪は上から見た時に指の下の肉がはみ出していないよう整えるのが理想。指先の形に沿ってラウンド状に整えるのではなく、先端だけを直線にカットしましょう。
外反母趾とは、親指が外側に曲がることに加え、付け根側が逆に内側に出っ張ることを指します。
日本の場合、家では裸足で過ごすことが多いため、家族に一人でも水虫を治療しない人がいると、床に白癬菌をばら撒き続けることになり、他の人が治そうとしても、いつまでたっても治りません。 温泉、プール、スポーツクラブといった感染リスクの高い場所を裸足で歩いた時は、24時間以内に必ず足を綺麗に洗うようにしましょう。
ヒールの高さは4cm 以下に抑えるのが望ましいとされています。
ヒール靴の中でも特に足が不安定になるのパンプスです。一番安定性が高いのがブーツです。
【目次】
はじめに 歩き続けることで歩く力を保つ
第1章 まずは「アキレス腱伸ばし」!
第2章 歩く力を保つための筋トレ
第3章 足の異変は親指で確認!?
第4章 ふくらはぎをしっかり使って足の血管の病気を防ぐ
第5章 靴が合わない、痛い・・・靴との付き合い方
第6章 足と全身の病気 糖尿病、痛風、関節リウマチ
主な病気の対処法、治療法
健康 Q & A
【3.本書の感想】
歩くことが大事なのは、みなさんご存知のとおりだと思いますが、アキレス腱を意識することは今回初めて知りました。
とりあえず毎日、アキレス腱を伸ばしてから、動くようにしたいと思います。(笑)
この中で、危機感を覚えたことは、最近通い始めたスポーツジムとサウナ(銭湯)です。
裸足で歩くので、水虫が伝染るの危険があるようです。
家に帰ってから、足を洗うようにしたいと思います。(笑)
この本には、予防のための体操などが絵や写真を使ってたくさんも紹介されています。
長く健康でいるためには、まず足です!
この本を見ておくことで、もしかしたら1週間後、半年後、1年後の将来、重症につながるちょっとした事故を防ぐことができるかもしれません。
気になる方は是非、ご覧下さい!
この本には、予防のためのグッズなどがたくさんも紹介されています。
気になる症状などがありましたら、是非お試し下さい。
こんな商品があるんですね。巻爪を改善する便利な商品が紹介されています。
少し気をつけるだけで、水虫防止になります。
ウオノメが辛くなる前に早めに退治してしまいましょう。
タコ、ウオノメを削るグッズです。削り過ぎは注意して下さい!
血糖値が計測できます。 本体とセンサー(別売り)が必要です。 少々お高いですが、痛くなく、便利です。
体力の基本は筋肉です。
筋トレは、精神的にも良いんですね!
最後までのお付き合いありがとうございました!