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【書評】 ブレイン・ルール  健康な脳が最強の資産である  ジョン・メディナ博士  東洋経済新報社

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【1.本書の紹介】

本書は、ワシントン大学医学部生体工学科で教鞭をとっているジョン・メディナ博士です。

 

人間の脳の発達や精神障害の遺伝学的研究を専門とされています。

 

脳を研究するめちゃくちゃすごい人です。

 

そんなすごい博士が、脳について、判明していることを紹介しています。

 

例えば、人間は120歳まで生きられるそうです。

 

120歳まで生きるには、いろんな条件があるそうです。

 

その条件が、ここに書いてあります。

 

長生きと聞くと、病気をイメージしますが、ここには健康で長生きするために必要なことがたくさん盛り込まれています。

 

一般的に言われているものもありますが、意外だったこともあります。

 

さて、120歳まで、とりあえずは100歳まで(笑)、健康に生きるためには、どうしたら良いのでしょうか?

【2.本書のポイント】

研究者の中には、社会的交流は脳が意識的に行う仕事の中で、最も複雑で、最もエネルギーを要すると、確信する人もいる。あなたがカクテルパーティーでおしゃべりしたり、友人を慰めたりしている時、脳は認知力のエアロビクスに励んでいる。

 

脳にとってプラスになる交流をする秘訣は何だろう?それは、常に相手の立場に立って考え、自分とは異なる見方を理解しようとすることだ。

 

研究者たちは、老齢と孤独について三つの重要な事実を発見している。

一つ目は、孤独感は歳とともに増える。

二つ目は、人生において経験する孤独感は一様ではなく、U 字型カーブを描く。(若い時と老齢は孤独)

三つ目は、孤独感はうつ病の最大の原因になる。

 

孤独な高齢者は、社交的な高齢者に比べて、死亡率が45%も高い。

 

踊って、踊って、踊りまくろう。ダンスは運動になり、社会的交流を増やし、認知機能を高める。

 

うつ病になるリスクは、健康な高齢者よりも、耳が遠いといった健康問題を多く抱える高齢者の方が高い。

 

ストレスは、生物学的に言えば、あなたに危険を回避させるためのものだ。ストレスは本来、一時的なものとして想定されている。ストレス状態が長く続くと、脳システムは損傷を受ける。

 

マインドフルネス瞑想を実践し、過去や未来より現在の脳に意識を集中させると、ストレスは減り、認知機能は向上する。

 

創造性と問題解決力の基準となる流動的知性も、バイリンガルはモノリンガルより好成績だった。

 

技能を要する学習は老化に伴う記憶の衰えを抑制することが、科学的に実証されている。

 

「ニューロ・レーサー」などの特別に設計されたテレビゲームは、高齢者のワーキングメモリを改善する。

 

年齢に関係なく、体をよく動かすことは、脳の働きを良くすることにつながる。

 

脳は、重さは体重の2%しかないが、人が摂取するカロリーの20%を消費する。

 

カロリー制限は加齢に伴う炎症をもたらす化学物質を減らし、睡眠と気分を改善し、エネルギー・レベルを高める。こうしたことは全て長寿につながる。

 

野菜、ナッツ、オリーブオイル、果実、魚、全粒粉が豊富な食事(地中海食やマインド食など)は、ワーキングメモリを改善し、アルツハイマー病になるリスクを下げる。

 

科学者は、人間が一晩に何時間の睡眠を必要とするのかを知らない。なぜ眠る必要があるのかも、完全には解明されていない。

 

睡眠は、エネルギーの回復よりも、記憶の定着と、脳内のゴミの掃除に深く関わっていることが近年明らかになった。

 

中年に至るまでに良い睡眠習慣(規則正しい睡眠習慣、就寝の6時間前以降はカフェイン、アルコール、ニコチンを取らない)を身につけると-老齢期に、睡眠不足がもたらす認知低下を避けることができる。

 

カーネルサンダースが大いなる成功を収めたのは、年金をもらえる歳になってからだった。まさに引退しないことの威力を体現したのだ。

 

ノスタルジアはプラスになる。頻繁に懐かしさを感じる人は、そうでない人より精神面が健康である。

 

【目次】

序章 科学的に証明された「100年脳トレ」

第1章 すぐにダンスを始めよう

第2章 楽観的に、感謝を忘れず過ごそう

第3章 正しいマインドフルネス-最強のストレス対処法

第4章 記憶力を維持するには

第5章 テレビゲームは脳に効く-認知プロセスを鍛える

第6章 アルツハイマー病の(今分かっている)全てを語ろう

第7章 脳機能を高める食事と運動

第8章 思考をクリアに保つ睡眠習慣

第9章 なぜあの人の脳は衰えないのか

第10章 決して引退してはいけない

【3.本書の感想】

この本は、脳について、特に認知症との関係についてはとても詳しく書かれています。

 

孤独感はうつ病を引き起こすこと、そして、耳の病気なども、うつ病のもとになりえることがわかり驚きました。

 

老人になると、1つの事故や病気がきっかけで、ドミノ倒しのように死に向かって進んで行くことがよくあるので、何か起こったら、死への連鎖を急いで食い止めないといけませんね。

 

今回、へぇ~と思ったのは、高齢になって始めても、ダンスをすることで長生きにつながるということです。

 

社交ダンスに限らすダンスは一般的に、運動をするし、人と話をするし、孤独を感じないし、新たな出会いにつながったりするし・・・

 

いや~ん。これは一石二鳥どころではありませんね。(笑)

 

私にはまだ、ダンスをすることに対して恥ずかしい気持ちがありますので、高齢になるまでに今からゆっくりいい教室を探そうと思っています。

 

そして、テレビゲームについてですが、ここで脳に良いとされているのは、運転シミュレーションゲームのような瞬発力が必要となるゲームです。

 

なんでもかんでもゲームが脳にいい、ということではありません。残念。(笑)

 

しかし、車の運転をしている人の方が、認知症になりにくいというデータがあると聞いたことがあります。

 

なるほど、車の運転に必要な俊敏さは、脳を若々しく保つということですね。

 

さらに、食べ物も睡眠も運動も大事ですね。

 

食べ物や睡眠や運動については、難しく考えず、我々のご先祖さまが暮らしていた狩猟時代の生活をイメージするといいのかもしれません。

 

この本では、より良く老いるために、今からやるべきことをわかりやすく書かれています。

 

健康に長生きをしたい人、または、健康に長生きをして欲しい人がいる人は、是非ご覧下さい!

ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

 

 脳に良いことを習慣付ける本です。

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勉強するなら、脳が認める正しい勉強法を学びましょう!

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 食生活は、脳に大きな影響を与えているんです!

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 睡眠は大事ですね。

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 睡眠は大事ですね。その2です。

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 ダンスもいいけど断酒もね。お酒は控えめにしましょう。

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最後までのお付き合いありがとうございました!