京都のリーマンメモリーズ

京都で働くサラリーマンです。東寺や書籍の紹介をします。

【書評】村上世彰、高校生に投資を教える  村上世彰  角川書店

今週のお題】「もしもの備え」は十分ですか?

 

ということで、もっとも備えが不安な「お金」の話です。

 

もちろん、「もしもの備え」は不十分です。(笑)

f:id:bkeita:20200910174038j:plain

 

【1.本書の紹介】

世間を大きく騒がせた、あの「村上ファンド」の村上さんが、なんと、高校生に投資を教えています。

 

N高等学校の特別顧問として、高校生に投資のレクチャーをしています。

 

村上さんは、お金を相当儲けましたので、お金の亡者のように言われることもありました。

 

しかし、村上さんのお話を聞いていると、株式会社の仕組みの中では、至ってまともな事を言っています。

 

どちらかと言うとマスコミの方が、資産の効率運用という経営者がすべき仕事をそのままにしている経営者をかばい、村上さんを、まるでハゲタカファンドがやってきたような報道をして、日本経済のお金のめぐりを良くする行為を妨害したのだと思います。

 

この本では、高校生に向けて話をしていますので、投資のエッセンスが凝縮されています。

 

投資に対する心構えはこの本を読めば十分理解できると思います。

 

さて、かつて「村上ファンド」で名を馳せた村上さんは、高校生に何を教えるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

いろいろ勉強して世界の動きを知る中で、「この会社はこれからの世の中に役立つ」、「日本の将来の為にこういう会社が成功してほしい」という会社が見つかることでしょう。


投資家として成功するためには、まず、お金に対する正しい認識と付き合い方を身につけることが必要です。


重要なことは、「何のために、どのくらいお金が必要なのか、まずは目的・目標をはっきりさせる」ということです。


投資家として成功するためには、いろいろなことをよく勉強して、関心を持ったことを調べ、そしてとことん考える、という習慣を身につけることが大切です。


自分なりの「幸せの基準」をしっかりと持つということが大切なのです。


自分できちんと調べて、考えて、できれば IR 担当部署に問い合わせをして、理由をきちんと述べられるような状態にしてから投資するといいでしょう。


失敗した投資案件は「貴重な学びの機会」と捉えるべきです。その際、投資する段階で理由がきちんとしていないと反省しようがありませんし、良い学びができなくなります。ですから、まずは投資する時に理由をはっきりさせるようにしましょう。


感だけを頼りに投資しても、仮に失敗した時に得られるものがありません。


中長期的な視点に立って、ファンダメンタルズをきちんと分析して、割高・割安と言った判断に基づいて行う投資の方が、株式投資本来のプラスサムゲームの良さを享受できると思います。

 

下がる余地が少なくて、上昇する余地が大きいということは、「ローリスク・ハイリターン」だと言えるのです。


価値と価格は等しくない。時には大きく乖離してしまうこともあります。これを見極めることがとても大事です。また、この時に当時の大きなチャンスも生まれます。


バブル経済崩壊後や ITバブル崩壊後、さらにはリーマンショックのような金融危機の時には、地価や株価が本来の価値よりも大きく下がる、という状況が起こります。


値段を覚えるというよりも、値段について考えて感覚を養うことが大事なのです。


株の価値と価格を比べて割安かどうかを考えるための最も基本的な指標として、PBR と PER があります。この二つの指標については使い方を身につけましょう。


お金をたくさん持っているのに株価が低迷している会社というのは、ほとんどのケースで ROE が低く資本効率悪い会社です。


将来的にこの会社をどのような会社にするつもりなのか。どのような会社にしたいのか。


最終的には、その会社の強みを生かして個体的にはどのくらい業績を伸ばせそうなのか、将来像にある業績の拡大余地を検証してみましょう。


投資で成功できる人とできない人の大きな違いは、失敗した時にそれをきちんと認めて迅速に損切り処理できるかどうかです。


売買のタイミングについても、私は父の言葉をいつも心にとめています。それは、「上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」というものです。


タイミングについては大きく分けて次の二つあります。
①十分に目標を達したと判断した時
②シナリオが間違っていたと判断した時


上昇が続いている株であっても、バリュー的にはまだまだ魅力的で、「まだ本来の価値の半分くらいしかない」と判断できるのであれば、やはり「買い」と判断しても良いのではないかと思います。


「よく自分が分からないこと」に投資するのは、期待値を正確に導き出すことができないので、辞めようと強く思いました。


大事なことは、上手くいってもいかなくても、一生懸命に考えることだと思っています。


自分が本当に好きなことを見つけて仕事にすることが大事だと思います。


ミッションとは「できるかどうか分からないくらい難しいけれど、一生をかけてやり遂げたいこと」、「他の誰かではなく自分がやらなくてはならないと思えるようなこと」です。 


【目次】
はじめに
一講 株式投資の3大メリット
   世の中の動きを知り世の中に役立ちながら、お金を増やせる
二講 お金との付き合い方
   お金は稼いで、貯めて、回して、増やす
三講 実際に投資してみる
   少額で始め、県から学ぶ
四講 投資成功の決め手「期待値」
   リスクとリターンを天秤にかける
五講 「価値」と「価格」の見極め方
   価値と価格を意識し、そのズレを利用する
六講 「将来性」を見極める
   IR に問い合わせ、シナリオを考える
七講 「リスク管理」を考える
   上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ
八講 これからの投資家に求められること
   コーポレートガバナンスこそが日本の経済の肝となる!
九講 AI 時代を生き抜くための投資と仕事のやり方
   「ビジョン」と「ミッション」を持つことの大切さ
おわりに
N 高投資部の奇跡

【3.本書の感想】

意外とまともな事が書かれているので、驚きませんでしたか?(笑)

 

村上さんは、自らのミッションを持って、株式市場で戦っています。

 

その姿には、感動さえ覚えます。

 

世のため、人のためにやった。

 

しかし、世間からは、批判の目で見られるは、逮捕されるはで、ひどい境遇にも合いました。

 

そんな村上さんが、この世に再び出てきたということは、その信念に共感する人がいるということですし、その信念は間違ってなかったことだと思います。

 

この本は、投資の基本を学ぶ本として、これからの時代を行きていくための本として、とても役に立つ本です。

 

高校生ではなく、大人の方向けの本だと思います。

 

この本を読んで、すぐに大金持ちになることはありません。(笑)

 

しかし、中長期的に儲かる方法が書かれていますので、将来が不安だと言う方は是非ご覧下さい。 

 

村上世彰、高校生に投資を教える。 (角川書店単行本)

 

村上さんのやってきた事は、素晴らしいと思います。

皆さんの認識に誤解があるなら、この本がそれを解きます。

 

生涯投資家 (文春文庫)

 

 

株を始めるならお得なネット証券で口座を作りましょう!

インターネットでお得に取引!松井証券

 

人生100年時代、確実に自分で稼ぐ力をつけるならこちら!

ネットビジネスの時代

 

なんと素人が普通に儲ける時代になりました!

YouTube+Kindleの儲け方

 最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!

【4.出版社より】

KADOKAWAノンフィクションさんよりリツイートして頂きました!

f:id:bkeita:20200916215813p:plain

 KADOKAWAノンフィクションさんありがとうございました!