京都のリーマンメモリーズ

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サムスン経営を築いた男 李健煕伝 洪夏祥 日本経済新聞社

本の紹介です。

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サムスン経営を築いた男  李健煕伝  洪夏祥 日本経済新聞社

 
これは、サムスン、そして李健煕が分かる本です。
 
「サムスンは日本の会社だ」と立命館大学の某先生はおっしゃった。
 
確かに、李健煕もその父李秉喆も日本をよく学んでいます。
 
よく本を読み、よく研究しています。
 
サムスンは日本をお手本にしていた事。
 
経営者自らがめちゃくちゃ勉強していること。
 
単にお金があるから成功したのではないことがよく理解できました。
 
サムスンの凄さを知ると共に、意外と親近感も覚えました。
 
ポイントは以下
 
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経営者は1年の半分を市場調査に使い、残りの半分は未来をにらんだ戦略を構想すべきだ。戦略は、3、4年のうちに果実を収穫できる事業と、5から10年後に主力となり得る事業の双方を考えればければならない。
 
時代は神武景気と呼ばれる好景気に沸いていた。その好景気とその後の日本の経済発展は、朝鮮戦争に物資を供給して荒稼ぎした62億ドルをもとにしている。
 
李健煕は経営学を専攻したが機械狂である。彼が読む本は経営学の本より、電子工学、宇宙工学、航空工学、自動車エンジン、未来学などに関連したものが多い。先代のもとで経営を学んでいた頃も、あまり酒の席を好まず、仕事が終わった後は主に機械いじりに熱中して過ごした。電子製品などを分解し、再び組み立てながら機能と性能勉強した。技術関連の書籍やも多く読破し時にはエンジニア招いて直接説明を聞いたりした。招かれたエンジニアは、日本人だけで数百人に上る。この努力のおかげで彼は、製品の機能について詳細に知る経営者になったのだ。
 
彼は、会議の前に秘書達や構造調整本部などに調査を命じる、その報告を検討し、自ら各界の専門家によって意見を求める。さらに少なくとも6回以上はなぜと自問する。なぜその授業を、なぜその場所で、なぜその時期に、なぜその人によって、なぜそれだけの金をかけて、何の目的で行うのかについて考える。
 
経営は理論ではなく体験であり勘である。
 
21世紀において、技術的に自立ができていない企業が存続する事はない。
 
究極的には、大学を直営し、人材を育成する必要があるとも考えている。
 
失敗事例発表会とは、失敗も公開され蓄積されれば大きな財産であると言う認識のもと、機械、造船、重電、建設などの事業本部別に、週一回もしくは月一回の割合で失敗を担当者達が報告する会である。
 
今日、GEが多くの危機を乗り越え、世界一の家電企業として生き残っている背景には、クロトンビルリーダーシップ開発センターがあったと言っても過言ではないだろう。GEは他の大企業とは違って、安易に人材を外部から調達せず、研究所で育成しているからである。

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李健煕は素晴らしい経営者だと思います。

 

日本人経営者が忘れている大事なことも愚直にやっている感じがします。

 

「大学を直営し、人材を育成する必要がある」これは、日本でも似たような事例がありますね。

 

流通科学大学を創設した元ダイエーの中内功氏。京都先端科学大学の理事長に就任した日本電産の永守重信氏。

 

何かを起こそうとすると、そこに必要なのは、やはり人財という事になるという共通の認識だと思います。

 

そんな立派な指導者に導かれたサムソンですが、韓国内でも、事業を取り巻く環境はあまり良くないですし、一部問題もありますが、それでも素晴らしい企業だと思いました。

 

私自身は、サムスン製家電は一つも持っていませんけど(笑)

 

日韓の雰囲気が悪すぎますね。

 

ドイツとフランスみたいに、隣接する国というのは仲が悪くて当然だというエコノミストもいますが、もうちょっと仲良く成りませんかね。

 

冬のソナタが流行ってた頃くらいに。

 

ヨン様~!(笑)