ようこそ!東寺ファンの皆様!
世界遺産東寺のご紹介をさせて頂きます!
東寺の一年を通した素顔と最新情報をお届けします。
【0.最新情報】
新型コロナウイルスの影響が心配される昨今ですが、東寺は現在でも拝観出来ます!
現在拝観再開しています。
国宝御影堂が公開中です!
是非見に来てください!
【1.基本情報】
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◆名前:東寺(教王護国寺) (とうじ〈きょうおうごこくじ〉)
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◆正式名
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「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」
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◆建立・設立
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796年(延暦15年)、平安京鎮護のための官寺として平安京の正門にあたる羅城門の東西に西寺とともに建立されました。
823年(弘仁14年)、弘法大師空海が嵯峨天皇から東寺を下賜され真言研修の道場となりました。
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◆創始者
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〈開基〉 第50代 桓武天皇
〈開山〉 藤原伊勢人
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◆宗派
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東寺真言宗 総本山
◆東寺とは
唯一残る平安京の遺構です。
創建から約1200年経ちます。
1994年(平成6年)に世界遺産として登録されました。
東寺北大門から北総門に続く櫛笥小路は、平安時代からその道幅が変わっていない、 貴重な小路です。司馬遼太郎は、知人と京都の神社、仏閣を回る際、櫛笥小路を通 り、御影堂の前で待ち合わせたと著書に記載があります。
◆場所は下記になります。
京都駅の南西にあたります。
・住所:京都市南区九条町1番地
・TEL:075-691-3325
◆アクセス
■電車
・JR京都駅より徒歩約15分
・近鉄東寺駅より徒歩約10分
■JR京都駅よりバス
・京都八条口から市バス
78系統「東寺南門前」下車 乗車時間約9分
19系統「東寺南門前」下車 乗車時間約9分
16系統「東寺西門前」下車 乗車時間約5分
・京都八条口アバンティ前から市バス
78系統「東寺南門前」下車 乗車時間約8分
19系統「東寺南門前」下車 乗車時間約8分
71系統「東寺東門前」下車 乗車時間約6分
16系統「東寺西門前」下車 乗車時間約6分
◆お車の場合
京都南ICより国道1合線を北に約3.5Km
・駐車料金
大型バス 2,000円/2時間
自家用車 600円/2時間 (2時間以降は1時間ごとに300円)
バイク 200円/2時間 (2時間以降は1時間ごとに100円)
◆拝観について
・開門時間
午前5時開門、午後5時閉門
・金堂、講堂
午前8時~午後5時(午後4時30分受付終了)
・宝物館、観智院
午後9時~午後5時(午後4時30分受付終了)
・拝観料
御影堂、食堂などの拝観は無料
その他は時期により、拝観ができる建物と出来ない建物があります。
通常、金堂・講堂は500円ですが、特別拝観などがあると料金が変わります。
訪問日が決まりましたらこちらのHPでご確認下さい。
◆境内配置図
【2.建物の紹介】
◆南大門 (上は東から、中は正面から、下は裏からの撮影)
重要文化財です。
1895年(明治28年)に三十三間堂の西門(1601年慶長6年創建)が移築されたものです。
幅約18M、高さ約13Mです。
ここから、金堂、講堂、食堂(じきどう)が南から北へと一直線に並びます。この伽藍配置は平安時代から変わっていません。
◆金堂
国宝です。
仏法僧の「仏」に当たる東寺の本堂になります。
本尊は薬師如来像です。
796年(延暦15年)の東寺創建の際に最初に工事が始められた由緒あるお堂です。
金堂は600年以上、その姿を保ち続けましたが、1486年(文明18年)に一揆による火災で焼失しました。
現在の建物は1603年(慶長8年)に豊臣秀頼の寄進で再建しました。
宋の様式を取り入れた天竺様と和洋を合わせた桃山時代の代表的な建物です。
本尊の薬師如来像は1486年に金堂とともに焼失後、桃山時代の仏師・康生が復興しました。
あらゆる人々を病から守ってくれるという薬師如来は高さ2.9mで台座に十二神将像、右側には日光菩薩、左には月光菩薩を配置しています(薬師三尊像)。
◆講堂
重要文化財です。
仏法僧の「法」にあたり、弘法大師空海が密教を教える中心的建物として位置づけ、東寺、寺域の中心に配置されています。
講堂は823年(弘仁14年)に建設を開始し、839年(承和6年)に完成しました。
その後、1486年(文明18年)に一揆による火災で金堂や南大門とともに焼失。
その後1491年(延徳3年)に再建、1598年(慶長3年)補修。
堂内には密教の教えを視覚的に表す曼荼羅を、絵画ではなく21体の仏像を使って弘法大師が立体化した「羯磨曼荼羅(かつままんだら)」、通称「立体曼荼羅」を安置しています。
21体のうち大日如来坐像(室町時代)が重要文化財。それ以外は国宝に指定されています。
◆食堂(じきどう)
仏法僧の「僧」にあたり、生活の中に修行を見出す所とされています。
平安時代に建立、本尊は十一面観音菩薩像(1933年/昭和8年)です。3mを超す持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が護っています。元の本尊である約6mの千手観音菩薩像は1930年のし起動の火災で焼損し、修復した後、現在は、宝物館に安置されています。
室町幕府を開いた足利尊氏が東寺に本寺を置いた際、ここに居住していたと伝えられています。
毎月21日には、四国八十八ヶ所巡礼を再現したお砂踏みも行われます。
写経は午前9時~午後3時まで受け付けています。写経のお手本は榊莫山先生の書になります。
◆五重塔
国宝です。
境内南東に位置し、京都のランドマークタワーとしても知られています。塔内には、弘法大師空海が唐より持ち帰ったという仏舎利が収められています。
826年(天長3年)に弘法大師空海が創建に着手し完成したが、その後落雷等に夜里4度焼失。現在の塔は5代目。1644年(寛永21年)に徳川家光による寄進で再建されました。
高さ約55mは木造お建築物としては日本一の高さを誇ります。
大日如来に見立てた心柱を中心に金剛界四仏像及び八大菩薩像を安置し、初層内部の壁や柱には金剛界曼荼羅が描かれ、極彩色に彩られています。
8月初旬の修理中の五重塔です。
8月15日現在、五重塔の修理は完成し、大師堂(御影堂)のみ修理中(令和2年春完了予定)となります。
◆本坊
お庭が整備されていて、とてもキレイにしています。
赤い絨毯の先に生花を飾っています。
玄関に生花。
とても贅沢なおもてなしですね。
◆御影堂
囲いがだんだん取り外され、修理後の御影堂が見えて来ました。
修理は令和2年春までの予定ですので、もうすぐ完成ですね!
雪の御影堂です。
桜の御影堂です。
もうすぐ公開です!
◆毘沙門堂
元々は、 兜跋毘沙門天立像を安置するために建てられたお堂。
現在、 兜跋毘沙門天立像は宝物館に保管展示されています。
◆三面大黒天堂
三面大黒天さんの御開帳がありませんので、お姿を拝見することはできません。
大黒天・毘沙門天・弁財天が合体した神様なので、1度拝むと3体分のご利益があると言うことで、大変お得な体験ができます。
◆毘沙門天堂エリア内
◆大元帥明王堂
◆弁財天
◆善女大龍王
◆弁財天
◆潅頂院北門
◆潅頂院東門
◆勅使門
◆夜叉神堂
雄夜叉は現在調査の為、宝物館に保管展示されています。
雌夜叉です。
◆国宝 蓮華門
◆柳谷観音
◆絵馬
◆八島社殿
東寺ができる前から、この場所にあったそうです。
弘法大師が、東寺の建設についてお祈りをしたと伝えられています。
八島社殿の全体像です。
八島社殿の石畳です。
八島社殿よこからの眺めです。
こじんまりとした、上品な神社ですね。
◆弘法大師銅像
毎日、お参りに来る人がやってきます。
弘法大師の後ろからの風景です。
弘法大師像と国宝五重塔です。
秋はこんな感じです。
【3.季節の風景】
◆4月の様子 何と言っても桜です!
東寺の桜
講堂からみる桜です。
金堂から見る桜です。五重塔を背景にしています。
不二桜と五重の等です。
金堂と講堂、道を分けて桜の木です。
お互いに東寺の主役を張り合っているように見えます。
小子房横の桜です。
塀からのはみ出し具合がとてもよいですね。
桜満開の状態です。
背景には五重塔、そして青空が広がっています。
宝蔵裏からのショットになります。
桜と、五重塔と青い空に白い雲が良いですね。
五重塔付近の桜です。
ピンクと緑色がファンタジーな世界を創っています。
小子房横の桜の散り始めの様子です。
桜の絨毯がとてもきれいですね。
灌頂員北門前です。
桜のピンクと北門の朱の色が鮮やかですね。
五重塔エリアの桜の木です。
桜の木のこげ茶色と桜の花のピンクのコントラストがとても美しいですね。
毘沙門堂の八重桜です。
ソメイヨシノが終わった頃、八重桜が主人公となります。
お地蔵さんの後ろの桜が満開になると、まるで後光のように見えますね。
お地蔵さん後ろの八重桜です。
大きな花が咲いていますね。
北大門付近、観智院前の八重桜です。
八重桜と、北大門がとても絵になる景色を作ります。
◆5月の様子 ツツジが主役になります。
御影堂付近のツツジです。
花が少ないうちは、まりもみたいに見えて、とてもかわいらしく感じます。」
八島社殿内のツツジです。
とても可愛らしい感じですね。
八島社殿横のツツジです。
真紅の花の色がとてもきれいです。
◆7月の様子 蓮の花が咲き誇っています。
咲き始めの頃の様子です。
蕾から開花に移る時が中々見応えがありますね。
開花を目の前にした蕾です。
小さな蕾とか生かした蓮の花です。
開花した蓮の花です。
7月末までに沢山の蓮の花が咲き誇ります。
沢山の蓮の花が咲いています。
東寺の蓮の花、真っ盛りです!
◆8月の様子 蓮の花がだんだん数が少なくなってきました。
蓮の実が背景に写っていますが、大輪を咲かせている蓮の花です。
他の蓮とは少し違うタイプの蓮の花だと思います。
蓮の花の周りがなんとなく年を取って来た様な気がします。
宝蔵と石橋と蓮の花です。
とても感じが良いですね。
宝蔵入りから見る蓮の花です。
とても風情がありますね。
明日の蓮の花界を背負って立つ蓮の蕾です。
感じいいですね~
蓮の実がすっかり黒くなっています。
先輩たちと現役の蓮の花です。
◆9月の様子
ほぼ蓮の花が無くなってきました。
あれだけ、蓮の花が咲いていた宝蔵前ですが、こんな感じになってしまいました。
◆10月の様子
金堂前のイチョウの木です。
銀杏がいっぱい実っています。
蓮の花もすっかり枯れてきました。
そして、すっきりキレイになりました。
◆11月の様子
東寺の紅葉
東寺に紅葉についてはこちらにまとめていますので、是非ご覧下さい!
◆12月の様子
月と亀池の鯉です。
紅葉の葉が落ちています。
12月でもそれなりにキレイに紅葉が残っています。
朝焼けがとてもきれいでした。
アオサギです。
いつものことながら、無愛想です。(笑)
◆1月の様子
門松が飾られています。
八幡社殿と五重塔です。
お正月飾りの本坊です。
この時期、本防~灌頂院の間はこのようになっています。
積雪の様子
雪国のようですね。
この日は弘法市でした。
事務所です。
積雪の五重塔は美しいですね。
いつもは緑が映えるスポットですが、山水画の世界です。
ここ数年で一番の積雪の日でした。
◆2月の様子
積雪の五重塔です。
八島社殿の朱と雪の白がきれいですね!
宝蔵です。こちらも渋くていいですね!
金堂と講堂です。雪景色もまた、感じがいいですね。
世界遺産東寺の案内板も積雪でよく見えなくなっていました。
こんな事は、めったにありません。
特に今シーズンの冬は、雪が少なかったですね~
【4.東寺の動物達】
雌カモです。
寂しそうにしていますが、この後、大家族になります。
雄カモです。
雌よりも、見た目がおしゃれになっています。
なんとなく寂しさを感じますね。
しかし、この後にぎやかになっていくのです!
生まれました!子ガモが生まれました!
広い池に引っ越ししました。
子ガモにとっては、初めてのいろんな出来事がおこりますね。
子ガモが随分大きくなりました。
まもなく旅立ちです。
アオサギです。
本当に動きませんよ。
じーっとしています。
若くても、年寄りみたいです。(笑)
とても美しく撮れています。
一瞬、白鳥かと思いました。(笑)
アオサギが餌を狙っています。
動くアオサギを見ると嬉しくなります。
無駄のない動きをしています。
たまにアグレッシブな動きを見せます。
アオサギって、クマゼミ食べるんですかね?
魚食べるんじゃないでしょうか?
思わず獲ってしまったので、食べちゃったのでしょうか?
セミを食べた訳は、動画をご覧頂きご判断願います。(笑)
【5.東寺自慢の石畳】
東寺には、様々な石畳があります。
よく見るとそれはそれぞれ時代の異なる時を経ている事がわかります。
バラエティに富んだ東寺の石畳をご堪能ください。
八島社殿の石畳です。
一見平凡な印象がありますが、よく観察すると、手の混んだ作りになっている事が分かると思います。
弘法大師銅像前の石畳です。
銅像の後ろまで歩けるように、敷き詰めています。
お祈りは毎日の事ですので、雨の日もあります。
そんな時、石畳だと足元が泥濘まずに助かります。
先人達の知恵ですね。
鎮守八幡宮前の石畳です。
こちらは、再建が割と新しい為、きれいな石畳ですね。
本坊から北へ伸びる石畳です。
弘法市の時はこの両側に露天が出て、この石畳が通路になります。
歴史ある石畳です。
本坊の石畳です。
お手入れされたお庭がとてもキレイです。
毘沙門堂入り口の石畳です。
中々オシャレな感じですね。
毘沙門堂前の石畳です。
歴史を継ぎ合わせたような印象を感じます。
不動明王前の石畳です。
ここは大変歴史のある石畳です。
御影堂西廊下の石畳です。
大小、形が様々で、手の混んだ作りとなって、見ていてとても楽しいですね。
大日堂前の石畳です。
こちらも比較的新しい為、均整の取れた、きれいな石畳ですね。
西院入り口から手水舎に伸びる石畳です。
この手前の石畳がステキ。ステキ。
手水舎前、西側からの石畳です。
これが一番、形が変わった石を並べた石畳になります。
まるでカメの甲みたいですね。
こちらは上記手水舎の東側の模様です。
上手なのかそうでないのかわかりませんね。(笑)
北大門の石畳です。
こちらは、比較的新しい様で、まだ新しいですね。
櫛笥小路の石畳です。
この道幅は平安時代から変わっていません。
歴史を次の世代に伝えるためにも大変貴重な石畳です。
宝蔵前の石畳です。
現代風な作りとなっています。
【6.癒しの手水舎】
東寺自慢の手水舎です。
こちらの水の音がとても心地良く癒やされます。
癒しのひとときをどうぞ。
大雨が降りました。
この大雨の音と、水の流れる音が、良い感じに響き合っています。
この、珍しい協奏曲をご堪能下さい。
弘法市の手水舎です。
少しにぎやかでいつもと勝手が違う感じですね。
【7.秋の夜間拝観について】
秋は、紅葉に合わせて夜間拝観が行われます。
昼間の様子とは違い大変幻想的な風景をみることが出来ます。
是非来て御覧下さい!
たばこをやめた人続出!
たばこをやめたい人はこちら↓
【8.近所のスポット】
羅城門跡です。
東寺から西へ7分程歩いた場所にあります。
今は、これだけしか残っていません。
時代の流れと言いますが、諸行無常といいますか、少し寂しさを感じてしまうスポットです。
羅城門跡からは、ほとんど発掘されたものがありません。
上記写真の鬼瓦ぐらいです。
元々羅城門には、兜跋毘沙門天が安置されていました。
939年(天慶2年)「平将門の乱」をきっかけに、都の守護神として羅城門の上層に安置されていましたが、978年(天元元年)の台風の為に羅城門が倒壊した後、東寺に移されました。(現在は、宝物館蔵)
コンビニ ミニストップです。
東寺の南側、五重塔の前にあります。
ミニストップは店内で、飲食が可能なコンビニエンスです。
外は暑くても寒くても、コンビニの中はエアコンが効いていて快適です。
ちょっと休憩される時は、五重塔を眺めながら、こちらでくつろがれてはいかがでしょうか?
映画館 京都みなみ会館です。
2019年8月23日にオープンしました。
東寺と近鉄東寺駅のちょうど間位にあります。
3つのスクリーンを持っています。
新しいものから古いものまで様々な映画を上映していますので、東寺の散策の後に是非お越しください。
こちらは、銭湯の寿湯です。(現在休業中)
東寺の五重塔のすぐ近くにあります。
とても昭和チックな感じで、落ち着きます。
サウナ室内に流れる、昭和の歌がとても時代を感じさせます。
京都観光でお疲れの時は、是非、こちらでご休憩ください。
続いて、東寺の近くの銭湯の旭湯です。
こちらは、スーパー銭湯と同じくらいの設備を誇る普通の銭湯です。
サウナ2種、大きな水風呂、露天風呂、薬湯、とてもお得な銭湯ですので、いつも混んでいますが、こちらもおすすめです。
【9.関連記事】
◆毎月21日行われています弘法市(通称ガラクタ市)についてレポートしています。こちらをご覧いただければ、にぎやかな東寺の様子を感じて頂けると思いますので、興味のある方は、是非ご覧下さい。
◆「京都検定」についてレポートしていますので、京都についてもっと知りたいと思われた方は是非、下記をご覧下さい。
「東寺」は、もちろん頻出単語です。(笑)
◆近所に餃子の名店があります。東寺まで来た際は是非、京都一、関西一、日本3位?のこの餃子を食べてみて下さい。
◆このサイトは、随時、最新情報を加えていきたいと思いますので、東寺ファンの方は、ブックマークの上、時折ご覧下さいませ。
最後までご覧頂きましてありがとございました!